自分の夢を叶えたいなら闘え

実在の映画監督で、
“史上最低の監督”と謳われた、
エドワード・D・ウッド・ジュニア

通称エド・ウッドの奇想天外な伝記を、
奇才、ティム・バートンが映画化。
主演はジョニー・デップ。

映画「エド・ウッド」を撮ったのは、
エドの同類を自認するティム・バートン監督。

おそらく、変わり者として扱われていた
エドの気持ちにシンパシーを感じて、
この作品を撮ったのでしょう。

周囲から散々批判され、
バカ扱いされ、
資金集めに奔走を強いられ、
出資者に口出しされ…… 。

思うようにいかない映画作り。
制作費を節約するために、
撮影日数もわずか数日の突貫工事。

出資者に口うるさいことばかり言われ、
さすがのエドも、怒り心頭に達したある日のこと。

偶然会った憧れの監督オーソン・ウェルズから、
エドはこんな言葉を贈られます。

「エド、夢のためなら戦え。
 他人の夢を撮ることはない

 私が意思を貫き通した市民ケーン
 出資者のやつらには1コマも編集させなかったよ」

この言葉を聞いたエドは、
忘れかけていた気持ちを取り戻し、
再び現場に戻りました。

自分が撮りたいと思う作品を撮るために。

「レイノルズさん、僕は思ったままに撮影する。
夢の実現に妥協は無い。

ヒットしたら儲けはくれてやる」

迷いが吹っ切れたエドは、
まるで水を得た魚のように、
映画作りに没頭したのです。


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