物語の簡単に効果の出せる展開法は

A：やらない事をやる
B：やろうとした事をやめる

の２つを繰り返すことです。
これは台詞も同じです。

以下の台詞は『包丁人味平』より引用

--------------------------------------------

B
「それでどないや？
この雑煮カレーで勝てそうかな？」

「えっ！？」

A
「そりゃもう社長さん
この盛況ぶりを見たらわかるでしょ

B
見てごらんよ
今日のインド屋はガラガラじゃない！！」


「いや、わしの言うてるのは
今日だけの事やない…

A
キミのこのカレーであのインド屋のカレーと
真正面から勝負して勝てるかどうかちゅう事や」

B
「……

残念だけどそういわれると
……まだ　だめです」

「味平！！」

A
「なに言ってんのよ　味平！！
げんにこれだけの客が…」

B
「いや　しばらくの間はこれで客をひけるかもしれないが
いずれ飽きがくる…

なんたって雑煮カレーは
カレーの亜流…

A
野球で言えば変化球だ
相手の目先を変えるために使うのはいいが…

B
変化球ばかり投げてりゃ
相手に覚えられてしまい
最後には通用しなくなっちまう

A
最終的に力のあるのは
やはり威力のある直球だ

インド屋のカレーライスに勝つためには
おれの塩見味平のカレーライスでなきゃ
だめなんだ！！」

「味平！！」