素晴らしい芸術の定義をテーマにする
小学生の頃、
写生会で牛の絵を描きました。
マンガチックな描き方でした。
県の展覧会に入選し、
喜んで水戸に飾られた絵を
見に行きます。
飾られた絵を見て喜んだのも束の間、
ふと隣を見ると、自分よりも絵画的で
上手な絵が飾られています。
才能の限界を感じ、
がっかりして家に帰りました。
それから15年後、
どうしてマンガチックな絵が入選したか
その答えを偶然、行きつけの本屋で見つけます。
美大受験用の参考書でした。
そこにはこう書かれています。
現実的過ぎるとありきたりで
つまらないし、写真に負ける。
空想的過ぎるとありえなくて
信じられない。
だから素晴らしい芸術は
現実を半分、空想を半分で創るのがベストである。
そうすると現実と空想の良い所取りで
贅沢な味わいになる。
ガーンと激しいショックを受け、
謎が解けました。
そうか、現実的に描いた絵は
マンガのような誇張やデフォルメが無いので
味気ないという考え方もできるんだ
そこで思いついたのが
マギッシャーリアリズム。
魔法を半分、現実を半分にしてみよう
という結論になりました。
これで納得したので
作品のテーマとモチーフにもしてみようと思います。
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