あるTV番組の賢治に寄せる声にて。 ふと思うと 猫で描かれた『銀河鉄道の夜』は すごいヒーリングなのだと気付いた。 色あせた絵の具の色合いが 懐かしい気持ちにさせる。 ライトノベルでよくある 『残念』や『刺す』の表現も すでにこの作品で見受けられる。 ジョバンニの一人語りは 私小説である。 つまり応用の仕方が ポップなのか純粋なのか という違いだけで大元は同じなのだ。