人は理論半分、感情半分の生き物

カイジくんがさんざ考えて辿り着いた地点は…
「理」…
まだまだ「理屈」の領域にすぎん

それではダメだ…

このEカードのような心理戦において「理屈」は…
単に共通の土俵でしかない
実はまだ組み合ってさえいないのだ

真に肝要なのはその先
この「理屈」の上に乗って蠢く…
互いの感情だ…!

なのに…
カイジくんは「理」で止まり
感情(そちら)へは踏み込んでいかない…

これでは勝てぬ…
勝てるはずがない……

逆に…
こちらから見たカイジくんの感情は丸見えだ
楽すぎる勝負…

唯一…
苦労した点といえば
カイジくんがこちらに期待する反応を
つつがなくしてみせることくらい…

悩んでいるフリをすることに…
正直一番…
骨を折った…

ククク…
ククククク……

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シナリオ理論は
大丈夫

後はキャラクターの
感情を書く

それが物語の目的と理由
テーマとモチーフ。

人は理論半分
感情半分の生き物

感情の悩み苦しみを書くべし。
つまり葛藤。

分かりやすく言うと
くっつくと離れるです。

追従・攻撃・離反、
そして誇大・縮こまり・退却。

それが物語を面白くする。


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