人は理論半分、感情半分の生き物
カイジくんがさんざ考えて辿り着いた地点は…
「理」…
まだまだ「理屈」の領域にすぎん
それではダメだ…
このEカードのような心理戦において「理屈」は…
単に共通の土俵でしかない
実はまだ組み合ってさえいないのだ
真に肝要なのはその先
この「理屈」の上に乗って蠢く…
互いの感情だ…!
なのに…
カイジくんは「理」で止まり
感情(そちら)へは踏み込んでいかない…
これでは勝てぬ…
勝てるはずがない……
逆に…
こちらから見たカイジくんの感情は丸見えだ
楽すぎる勝負…
唯一…
苦労した点といえば
カイジくんがこちらに期待する反応を
つつがなくしてみせることくらい…
悩んでいるフリをすることに…
正直一番…
骨を折った…
ククク…
ククククク……
---------------------------------------------
シナリオ理論は
大丈夫
後はキャラクターの
感情を書く
それが物語の目的と理由
テーマとモチーフ。
人は理論半分
感情半分の生き物
感情の悩み苦しみを書くべし。
つまり葛藤。
分かりやすく言うと
くっつくと離れるです。
追従・攻撃・離反、
そして誇大・縮こまり・退却。
それが物語を面白くする。
インデックスへ戻る