音楽の奏でる世界観に 文学の世界観は負けていると思う。 たった数分で 良い気持ちになれる音楽は 強い表現方法なのだ。 さらに物語性のある 歌詞もできてしまう。 歌詞の意味が分からない洋楽でさえ、 メロディの良さだけで面白みがある。 わざわざ読むのに時間のかかる文学は 即効性がない。 では文学はもう限界なのか? いや、まだ手はある。 累計3億冊を売り上げた天才作家 シドニィ・シェルダン この先生の書き方ならば 音楽に対抗できる。 この先生の本を読んでいるときは すごいスピード感と のめり込みを感じた。 ツイスト型の書き方で 物語が二転三転する意外などんでん返し。 人の表と裏を混ぜ合わせた 微糖コーヒーのような味わい。 その甘さと苦さの混ざり合いが 深いこくとまろやかさを出しているのだ。 料理のフルコースを取り入れた物語があるなら 歌の手法を取り入れた文学があってもいい。 いや、なければならないのだ。