野島一成、シナリオの方法

プレイヤー  →  システム  → キャラクター
 
 現実      狭間、代用     仮想世界
 記憶喪失    ジェノバ細胞   過去の記憶
              
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ファイナルファンタジーZには
お客がゲームを遊ぶのと
同じ構成が入っている

こうした手法を劇中劇と呼ぶ

プレイヤーによる
作品の介入をモチーフとして

物語世界の過去への介入が
表現された

主人公、関わる人物たち、その舞台

ゲームの中の主人公と
プレイヤーであるお客との
ギャップを埋める方法

主人公の
分離と代用と再構成
内部と外部と変化

こうした受け入れやすい技術により
作品の癒しは効果的になっていく

ゲームという幻想の癒しによって
お客に大事なことを教え

現実に成功してもらいたいという
クリエイターの願いがある。

しかし願いを込めた
作り手の気持ちとは裏腹に

「ああ、そうなの
それがどうかしたの?」

という生意気で白々しい態度が
現実の格差を生み出す

格差を認めないで
簡単にできる否定により
勝ったような気になる

それが大きな勘違い
という事をほとんどの人は気づかない。

いや気づきたくない
気づかないふりをする
知っていても認めない

人は現実を都合のいいように
書き換えて解釈するから

でもそんな幻想は確実に逃避であり
厳しく現実はのしかかってくる

ゲームの中では英雄でも
現実のあなたは例をあげると
平社員やプータローだ


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