認めれば治る
私は躁うつ病でして、
なかなか治療が進まずに悩んでいました。
ある日ネットで病気について調べていたら
アメリカで200万部も売れた
うつ病の本がある事を知ります。
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら
―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
デビッド・D.バーンズ(著)
認知療法というやり方がありまして
「認知のゆがみ」の10パターンが
うつ病の特徴であるとしています。
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【1】全か無か思考(all-or-nothing thinking)
ほとんどの問題は, 白か黒かのどちらかに決めることはできず、
事実はそれらの中間にあるものですが、物事を見るときに、
「白か黒か」という2つに1つのの見方をしてしまうことを「全か無か思考」といいます。
【2】一般化のしすぎ(overgeneralization)
1つの良くない出来事があると,「いつも決まってこうだ」、
「うまくいったためしがない」などと考えること。
【3】心のフィルター(mental filter)
1つの良くないことにこだわってくよくよ考え、他のことはすべて無視してしまうこと。
ちょうど1滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように。「心のサングラス」ともいう。
【4】マイナス化思考(disqualifying the positive)
単によいことを無視するだけでなく、なんでもないことやよい出来事を
悪い出来事にすり替えてしまうこと。
【5】結論の飛躍(jumping to conclusion)
特に確かな理由もないのに悲観的・自分は良くないんだ・悲しいというような結論を出してしまう。
a. 心の読みすぎ(mind reading):ある人が自分に悪く反応したと早合点してしまうこと
b. 先読みの誤り(the fortune teller error):今の様子は確実に悪くなると決めつけること
【6】誇大視と過小評価(magnification and minimization)
自分の短所や失敗を大げさに考え,逆に長所や成功したことをあまり評価しない。
「双眼鏡のトリック」とも言う。
【7】感情的決めつけ(emotional reasoning)
自分の感情が現実をリアルに反映して、
事実を証明する証拠であるかのように考えてしまうこと。
【8】すべき思考(should thinking)
何かやろうとする時に「〜すべき]「〜すべきでない」と考える。
【9】レッテル貼り(labeling and mislabeling)
ミスや失敗をした時に,「自分は負けだ」、
「とんまもの!」などと自分にネガティブなレッテルを貼ってしまうこと。
【10】自己関連づけ(personalization)
何か良くないことが起こった時、
自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまうこと。
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風邪をひいたらノドが腫れるように
うつ病にも症状があるのです。
悪いパターンを知ると
そこから抜け出せることになります。
認めないといつまでも病気のまま
というわけです。
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