嫌いなものを仕事として 苦痛で作らない。 好きなものを遊びとして 快楽で作る。 なぜだろうと考える。 まず、自分自身を投影した作品を創るために。 そして、それを世界に向けて発表するために。 さらに、それ以前の作業として、 本当の自分自身を見つけるために。 お手本を示されないと作業にかかれないというのが、 いまプロにも散見できるスタンスだ。 こういう人たちは そのうち駆逐されると僕は思う。 なぜ好きなのか? なぜ創りたいのか? なぜ気持ちいいのか? なぜ表現したいのか? それらを押し出す。 ……てな感じで自分自身の内面を ずるずる引き出していく作業に入っていけた人が、 やがて、独自の世界を作り上げていくことになる。