偶然、床屋さんに行くと 店主とお客が口論をしている。 孔雀サボテンと月下美人の違いで 揉めているのだ。 「だからあれは違うって。 似てるから勘違いしてるんだよ」 「いーや、間違いない。 あれは月下美人だ」 何かを認めない人に対し、 議論して検証する。 推理小説はまさにそれ。 偽のアリバイを持つ真犯人を トリックを解明して捕まえる。 これが面白さの秘訣だ。 お客を知るは創作法を知る。