魔術的リアリズム ─ メランコリーの芸術 ちくま学芸文庫 種村 季弘 (著) ---------------------------------------------- ■目次 前口上 魔術的リアリズム、ノイエ・ザハリヒカイトとは何か ヴァイマールの夜の側 不気味なもの アントン・レーダーシャイト―絶対零度の孤独 フランツ・ラジヴィル―世界鏡としての魔術的球体 アルベルト・エレボー―独身者の部屋 クリスティアン・シャート―皮膚の上の滑走 カール・グロスベルク―黒いメランコリー ゲオルク・シュリンプフ―無時間的な生の一齣 リヒャルト・エルツェ―壜の中の精霊 ルドルフ・ヴァッカー―事物の言葉 ハノーファーの牧歌的リアリズム―環境への偏愛 オランダの魔術的リアリズム―文化の不安 魔術的リアリズム・その後―アメリカ・アメリカ