クセになる味の秘密
クセになる味にはワケがある。
私たちの健康に大きな影響を与えるクセになる味。
基本の味は、「甘味」「塩味」
「酸味」「苦味」「うま味」の5種類。
基本5種類の味には、一般的にクセになりやすい味と
嫌われやすい味がある。
その理由が「クセになる味」の秘密に迫る手がかりとなる。
----------------------------------------------------------------
■「甘味」
甘味は味の中でも最も強い快感を感じさせる。
甘味の刺激によって脳内に至福感や陶酔感を引き起こす
β-エンドルフィンなどが出て、
食欲を増進させるドーパミンが分泌される。
甘い味のもととなるブドウ糖は、
ご飯やパンなど炭水化物を構成する成分でもあり、
体を動かすエネルギー源となる。
ブドウ糖が不足すると、
人間はホメオスタシス(体内恒常性)を保てなくなり死んでしまう。
まったく摂らないのも問題なのだ。
----------------------------------------------------------------
■「うま味」
カツオ節に含まれるイノシン酸、昆布のグルタミン酸
といったうま味成分はアミノ酸である。
アミノ酸は筋肉を作る。
肉や魚、トマト、ジャガイモ、白菜、
大豆、チーズ、お茶、ノリ、
イカ、キノコ類などさまざまな食品に含まれる
体になくてはならない栄養素だ。
----------------------------------------------------------------
■「塩味」
塩は人間の体になくてはならないものである。
塩味の元になる塩化ナトリウムは、
私たちの体を構成する数十兆の細胞の周囲を取り囲む
細胞外液の主成分。
体のホメオスタシスを保つために、
自然に欲するようにできている。
塩分を摂らなければ人間は死んでしまうからだ。
インデックスへ戻る