危機感を持った人間だけが生き残る
今の時代はまるで火事場。
お行儀良くしていたら
焼け死んでしまう。
ぼんやりのほほんとした人間は
狙い撃ちされてすぐに負ける
みなさん、「傍観者効果」とか「正常性バイアス」そして
「多数派同調バイアス」というのを聞いたことありますか?
バイアス(bias)というのは、
心理学的には「偏見」「先入観」「思い込み」
などと定義されています。
・傍観者効果= たくさんいるところで、心臓発作などを
おこしても、誰かが助けるだろうと思って、
誰も助けない確立が高くなる。
(責任が分散されるんだそうです。)
・正常性バイアス= 異常が起こっても、それを認めたくない心理が働くこと。
・多数派同調バイアス= とりあえず周りの意見や行動にあわせる。
怖いのは、多数派同調バイアスと正常性バイアスが同時に起きると、
火災ベルが鳴っても、みんなが逃げないから、逃げないとか、
そういう怖いことが起こるそうです。
(→実際、韓国の地下鉄の火災で起こっていたそうです)
こんなことは起こるはずのない信じられない出来事と捉え、
リアル(現実)ではなくヴァーチャル(仮想)ではないかという心理が働き、
異常事態というスイッチが入らない状態、
つまり「正常性バイアス」が働いてしまったものと思われます。
助かった若者を探しその時の心理状況を聞いたところ
「最初は、まさかこんな大変な火災が発生していたとは思わなかった」
「みんながじっとしているので自分もじっとしていた」
と話していました。
まさに、正常性バイアス、多数派同調バイアスという
非常呪縛に縛られた結果だったのです。
「その後、誰かが火事だと言ったので、
慌ててガラスを割って逃げて助かった、
ほかの人のことは分からない」
とのことでした。
そして、こういう状態に陥りやすい人は、
1.危機に直面したことのない人。
2.危機シュミレーションができていない人。
3.上司の指示で動くことになれている人。
の三種類だそうです。
インデックスへ戻る