問題解決の基本パターン4つ

空・雨・傘とは次のようなフレームを指します。 

  空―「空は曇っている」(事実認識)
  雨―「ひと雨きそうだ」(解釈)
  傘―「傘を持っていこう」(判断) 

この3段階の思考パターンを定着させることが、
問題を解決する力の強化につながります。 

では、その代表的な4パターンを紹介します。



■原因対応型

問題の原因から解決策を導く

  例:サービス低下とその対応

    空 - サービス品質が低下してる

    雨 - これは人の入れ替わりが激しく
       スキルに大きなバラツキが発生してるからだ
 
    傘 - よってまず標準プロセスの  
       確立と普及を徹底するべきである 


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■大転換要求型

察知したリスクに攻めの姿勢で臨む

  例:積極展開から基盤整備へ

    空 - 積極的に事業拡大をしてきた 

    雨 - しかし裏では深刻なコンプライアンス問題が発生しており、
       このままでは重大な社会問題を引き起こして
       会社が破綻する危険性が高い

    傘 - 従って、成長戦略を見直し、 
       コンプライアンス対策などの
       基盤整備を早急に実施しなければならない


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■変化適応型

環境変化に柔軟に立ち向かう

  例:市場変化への対応

    空 - ]市場は成長期から成熟期に移った 

    雨 -  このため、従来の作り手都合のアプローチでは
       学習したユーザーに対応できない

    傘 -  よって商品企画から営業まで、
       よりマーケットに近づく顧客志向に
       切り替えなければならない


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■チャンス開拓型

目をつけた可能性を実現させる

  例:新規事業提案

    空 - 商品Zの市場はいまだ顕在化していない 

    雨 -  しかし、潜在ニーズと今後の
       環境変化を勘案すると、
       2〜3年後には大きく立ち上がる可能性が高い

    傘 -  よって、早急に準備を整えて
       本格参入すべきである


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