カイジの名言
これを読んでムカつく人は
成功できません。
ああ、俺ってダメだと思えたら
何度も読んで教訓にしましょう。
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おれは勝てたっ……
勝てる勝負だった!
なのに、あの時おれは
あろうことか祈ってしまった……
何も考えず神頼み………
もう自分以外………………
頼る者などいないと
骨身に染みて……………
知っていたはずなのに…!
ギャンブルにも
酒にも女にも溺れず
仕事を第一に考え
ゲスな上司にへつらい
取引先にはおべっか
遅れず サボらず
ミスもせず……
毎日律儀に
定時に会社へ通い
残業をし
ひどいスケジュールの出張もこなし…
時期が来れば単身赴任…
夏休みは数日……
そんな生活を10年余続けて
気が付けばもう若くない
30台半ば…
40……
そういう年になって
やっと蓄えられる預金高が……
1千…
2千万という金なんだ…
わかるか……?
2千万は大金……
大金なんだ………!
世間一般の道………
つまり金を薄めて手に入れる場合は
これだけのことをしなければならない
金はな・・・・・
命より重いんだっ・・・・・・!
世間の大人どもが本当のことを言わないなら
オレが言ってやるっ・・・・・・・・!
金は命より重い・・・・!
そこの認識をごまかす輩は 生涯地を這う・・・・・・!!
あの涙は………………
一時の感傷………………
自分たちでただ気持ちよくなっているだけ………………
映画を見て流す涙と同質………………
決意なき涙………!
関係ねえ 他人なんか関係ねえんだよ………………!
オレだっ………! オレだっ………!
オレなんだっ………………!
肝心なのはいつも………! オレがやると決めてやる………
ただそれだけだっ………!
ククク……… こんな簡単なことに ここまで追い詰められなきゃ気が付かねえんだから
本当に愚図で どうしようもねえ………!
でも気が付いた………
遅まきながら気が付いたんだ………………
耳を傾けるべきは他人の御託じゃなくて
自分……… オレ自身の声
信じるべきはオレの力………!
おまえらのように
継続した努力ができぬ輩は
本来 大金なんて夢のまた夢
お前の毎日って今ゴミって感じだろ・・・・?
無気力で自堕落で非生産
どうしてお前が今そうなのか教えてやる
金を掴んでないからだ・・・・・・!
息を殺して…………………
顔を伏し……
ゆっくりと…
しかし確実に……
積み上げているっ……!
偶然じゃないっ…!
勝つことは偶然じゃないっ…!
勝つ者は勝つべくして勝っているのだっ……!
オレは甘えていたっ…!
まるでなってなかった……………
勝つ道……………
勝つ力をまるで築かず…
ただ徒に闘い…
負けを重ねていた……………
当然だ…負けて当然…
「勝つ」ってことは
もっと具体的な行為の延長線にある……………
確実な未来…
必然……当たり前のことなんだっ……………!
オレは……
そういう意識を
まるで持ってなかった…
つまり端から…
「勝ち」に届いてなかったのだ………!
届いてなかったっ………!
この世で本当に欲しい物や席を手に入れようとしたら
結局これはもう金しかない………………!
ククク………………
そうでもねえさ………………
じたばたすることで………………
開ける……… そんな………
活路……………… 逆転………………
生還……………………
そう……………… 生還がある………………!
まだ………
しかしビギナーはすぐそれを手に入れようとする。
いやしようとするだけでなく、
つかんだような気にさえなったりする。
掲げたがるのだ。
すぐ、確信めいたものを。
無論、そんな確信は付け焼刃。
しかし
自力でたどり着いたアイディアは
本人にとっては特別でのぉ……
大した考えでなくとも大変な閃きに感じられ……
何の吟味もなくあっさりそれに沿おうとする…
疑い続けること……不安であり続けることが…
ギャンブルで生き残るために最も必要な心構えなのに……
素人ほどそれをすぐ捨てる
素人はすぐ肚を括る……
すぐ「これで負けたらしょうがない」と
口を利く………
白黒を付けるタイミングが一つも二つも早い。
ビギナーは耐えられないのだ
勝つか負けるかわからないという…不安・葛藤………
そんな時間が長く続くことに耐えられない
そんな状態よりいっそ……ハッキリさせた方がいいと考える。
仮に……負けが確定することになろうとも……!
それが素人の習性だ
お前らひょっとして 生きてるってことは
心臓や肺が動くことと勘違いしてるんじゃねえのか・・・・・・・・・?
だとしたら本当に無駄だからさっさと死ねや
おめえみてえなのは本当にクソの役にもたたねえんだからよ・・・・!
小利口な口が
しゃらくさいだけの人間・・・・・・・・・・
プライドって臭いが鼻に付く生ゴミ野朗ってこと・・・・・・・・・・・・・・・・
悪いこと言わねえから
世間の迷惑考えたら死ねや・・・・・・・・
船降りたらすぐによ・・・・!
ん・・・・・・?
なんだなんだ・・・・ 少しはカリカリしてきたか・・・・・・?
え・・・・・・?
そりゃあよかった
もしかしたらおまえらはもうすっかりびびっちまって
そんな感情欠片も残ってねえのかと思ったぜ・・・・・・
そしてよく考えてみろ・・・・・・・・!
ここまで来たらもう・・・・・・
勝負だろうが・・・・・・・・・・!
よっぽどの幸運か・・・・
よっぽどの才能・・・・・・
あるいは労働・・・・・・
幾十年を費やしての労働・・・・・・
この三つのいずれかを注ぎ込まねば現れぬ金・・・・・・!
億っ・・・・・・!
しかし・・・・
快感は・・・・・・
本当のめくるめく快感は・・・・
常軌を逸するからこそ・・・・
辿り着けるっ・・・・・・・・・・!
オレが蛇に見えたか・・・・・・?
そうか・・・・・・・・
なら・・・
おまえが蛇なんだっ・・・・!
借金における誠意なんて・・・・・・・・・・
これはもう・・・・・・・・
誰が考えたって一つしかないのだ・・・・!
すなわち・・・・・・・
内臓を売ろうと 強盗をしでかそうと・・・・・・
何をしてもいいから 要するに・・・・
期日までに金を返すことだ
関係ねえ 他人なんか関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!
オレだっ・・・・! オレだっ・・・・・・!
オレなんだっ・・・・・・!
肝心なのはいつも・・・・!
オレがやると決めてやる・・・・
ただそれだけだっ・・・・!
ククク・・・・・・・ こんな簡単なことに
ここまで追い詰められなきゃ気が付かねえんだから
本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・・・!
でも気が付いた・・・・・・・・・
遅まきながら気が付いたんだ・・・・・・・・・・・・
耳を傾けるべきは他人の御託じゃなくて
自分・・・・・・ オレ自身の声
信じるべきはオレの力・・・・・・!
今 おまえらが成すべきことはただ勝つこと 勝つことだ……!
おまえらは負けてばかりいるから勝つことの本当の意味がわかっていない
勝ったらいいな……ぐらいにしか考えてこなかった
だから 今 クズとしてここにいる
勝ったらいいな……じゃない……!
勝たなきゃダメなんだ……!
ドジャースの野茂 将棋の羽生 イチロー……
彼らが今脚光を浴び誰もが賞賛を惜しまないのは言うまでもなく
ただ彼らが勝ったからなのだ……!
勘違いするな よく闘ったからじゃない
彼らは勝った ゆえに今その全て 人格まで肯定されている
もし彼らが負けていたらどうか……?
負け続けの人生だったらどうか……?
これも言うまでもない
おそらく野茂はウスノロ 羽生は根暗 イチローはいけすかないマイペース野郎
誰も相手にさえしない わかりきったことだ
戦場で後ろから撃たれたと
騒ぎたてる兵士がどこにいる…?
戦場ではだまし討ち不意打ちが日常…
皆、何とか相手の寝首を掻こうと
策を巡らしている……………
それが真剣勝負というものだっ………!
変でいい・・・・・・・・・・・・・・・
変でなきゃダメだ・・・・
狂ってなきゃ・・・・・・・・・・・・
逸脱してなきゃ・・・・
悪魔を殺せない・・・・・・・・
大詰めで弱い人間は信用できぬ……!
つまりそれは管理はできても勝負のできぬ男……
平常時の仕事は無難にこなしても
緊急時にはクソの役にも立たぬということ……!
要するに……ピンチは凌げず チャンスは逃す……
とても人の上に立つ器ではないわっ……!
利根川……剥げたな……おまえの化けの皮……!
二流だ……!
しょせんおまえは指示待ち人間……!
「奇跡なんて望むな・・!「勝つ」ってことは・・・・
そんな神頼みなんかじゃなく・・・・具体的な勝算の彼方にある・・・・・・
現実だ・・・・!勝つべくして勝つ・・!」
世間はおまえらの母親ではない
おまえらクズの決心をいつまでも待ったりはせん・・・・!
クク……素晴らしいっ……!
命は……命は一つしかないから、
大切にせよ……と人は言う……!
親も 教師も 牧師も……TVの見識者……
果てはミュージシャンまで
あらゆる人間がそう言う……
のうっ……! ククク……
だから…… ダメなのだっ!
命はもっと・・・
粗末に扱うべきなのだっ・・・・・・!
命は・・・・・・ 生命は・・・・・・
丁寧に扱いすぎると 澱み腐る・・・・!
最近の連中は みんなもうやりすぎ・・・・・・
自分を大切にしすぎた・・・・
その結果・・・機会をつかめず・・・
ズルズル後退しながら・・・・腐っていくのだ・・・・!
自分を救うのは・・・
自分だけっ・・・!
実によくわかる。君が何を考え、その市民に至ったか。
それは間違っていない。ひょっとすると、
このEカードにおける定石のようかもしれぬ。
しかし残念ながら、その定石という地点が、
最も浅はかなのだ。ギャンブルでは……………!
それでいいっ・・・・・・・・!
そんな安っぽい
役に立たない友情でいい・・・・・・・・!
いや・・・・ 役に立つ友情なんてのが・・・・
そもそもおかしい・・・・・・・
そっちの方がよっぽど眉唾だ・・・・!
求めちゃいけないっ・・・・・・!
そんなもの・・・・・・・・!
オレは思いだけでいい・・・・!
ありがとう・・・・・・・・
ありがとうみんな・・・・!
欠けている……
こいつもオレも
勝つための何かが
根本的に…………………!
一生迷ってろ…!
そして
失いつづけるんだ、
貴重な機会を…!
やらなくてどうするっ・・・・・・・・!!
勝つために生きなくてどうするっ・・・・・・・・!!
あちらの方々はギャンブルなんて
もうとっくに卒業してらっしゃる
あんなものは・・・・・・・・・・・・
貧乏人のすること・・・・・・!
「明日からがんばろう」という発想からは・・・・どんな芽も吹きはしない・・・・・・・・・・!
そのことに20歳を越えてまだ・・・・・・わからんのか・・・・・・・・!?
明日からがんばるんじゃない・・・・・・・・今日・・・・・・
今日だけがんばるんだっ・・・・・・・・・・・・!
今日をがんばった者・・・・・・・・・・
今日をがんばり始めた者にのみ・・・・・・明日が来るんだよ・・・・・・!
退くべきところは
退くが兵(つわもの)だ
人は人を救わない・・・・・・・
なぜなら・・・・・・・・
人は人を救わなくとも
その心が痛まないから・・・・!!
カイジくんがさんざ考えて辿り着いた地点は…
「理」…
まだまだ「理屈」の領域にすぎん
それではダメだ…
このEカードのような心理戦において「理屈」は…
単に共通の土俵でしかない
実はまだ組み合ってさえいないのだ
真に肝要なのはその先
この「理屈」の上に乗って蠢く…
互いの感情だ…!
なのに…
カイジくんは「理」で止まり
感情(そちら)へは踏み込んでいかない…
これでは勝てぬ…
勝てるはずがない……
逆に…
こちらから見たカイジくんの感情は丸見えだ
楽すぎる勝負…
唯一…
苦労した点といえば
カイジくんがこちらに期待する反応を
つつがなくしてみせることくらい…
悩んでいるフリをすることに…
正直一番…
骨を折った…
ククク…
ククククク……
獲るか獲られるか・・・・・・・?
殴らなきゃ・・・・・・・・・・殴られ・・・・・・・・
いじめなきゃ・・・・・・・・・・・いじめられ・・・・・・・・・
騙さなきゃ騙され・・・・
裏切らなきゃ・・・・・・・・・・・・・裏切られる・・・・・・・・・・・!
つまり・・・・
やらなきゃ やられるんだっ・・・・!
「人間 程ってのが肝心よ そこそこ勝てばそれでよし
それをよせばいいのに大抵の人間は突っ込んじまう
結果 欲に振り回されて自滅だ
うんざりさ・・・・・・・・そういうバカな連中・・・・
「この手はなんの為についている・・・・・・・・?
リスクを恐れ動かないなんていうのは年金と預金が頼りの老人のすることだぜ
年老いた者にとってその手は これまでの人生で築いた「何か」を守る手
つまり放さないための手だ しかし持たざる者 若者がそれじゃ話にならない
若者は掴みにいかなきゃダメだっ・・・!でなきゃ・・道は開けないっ・・!!
奇跡なんて望むな!
「勝つ」ってことは…そんな神頼みなんかじゃなく…
具体的な勝算の彼方にある…
現実だ…!勝つべくして勝つ…!
愚鈍に寝たいだけ寝て、
不機嫌に起き出し、
半ば眠っているような意識で
日々を繰り返す退屈を
忌み嫌いながら
その根本原因、
病理には目をつむり、
少し熱心になる瞬間と言ったら
ケチなバクチや
どーでもいい女を追いかけまわす時くらい
なぜそんな面白くもない気分で
この人生の貴重な一日一日を塗りつぶせるかというと
いつもどんな時も現実は奴らにとって
『仮』だからだ。
おまえたちは 負け続けてきたから 今 誰からも愛されることなく
貧窮し・・・・・・ ウジウジと・・・・・・
人生の底辺を・・・・・・
這って
這って 這って
這っているのだ・・・・・・!
なぜか・・・・・・?
それはおまえらが・・・・・・・・ ただ負け続けてきたからだ
他に理由は一切ない
おまえらはもう20歳を越えて 何年もたつのだから もう気が付かなきゃいけない
もう心に刻まなきゃいけない・・・・・・!
勝つことが全てだと・・・・・・・・
勝たなきゃゴミ・・・・・・
勝たなければ・・・・
勝たなければ・・・・・・
勝たなければ・・・・・・・・!
博奕は熱くなった時点で8割9割負け
疑ってるうちはまだしも
それを口にしたら…戦争だろうがっ!
「運・勘・人に頼る勝負はやめだ・・・・!
そういうノータリンな振る舞いは もうやめ・・・・!
自分の頭で考え勝つべくして勝つ・・・・!」
悔い・・・・・・・・
単に悔いと言うにはあまりに重い 身が千切れるような悔い
しかし考えてみれば こういうことが初めてじゃないことに気が付く
無論これほどの痛手ではないにしろ 今までも小さく悔いてきた
進学や就職 そういう人生の岐路で
その判断を他人に委ねてきたことを思い出す・・・・
これはオレの性癖なのだ・・・・・・
苦しく難しい決断になると投げちまってそれを他人に預ける
自分で決めない、そうやって流され流され生きてきた
その弱さがこの土壇場で出た・・・・・・
この結果は言うなら必然
これまでのオレの人生のツケ・・・・・・!
救われない・・・・・・・・
こんなバカ・・・・・・・・ 救われるわけない
運・勘・人に頼る勝負はやめだ…
そういうノータリンな振る舞いはもうやめ…
自分の頭で考え…勝つべくして勝つ…
しかしどうだ・・・・・・?こんなふうにも想像できるぞ
負けて行きつく先が地獄うんぬんと言うより
今・・・・現在ここがすでに・・・・・・・
地獄の釜の底なのだ・・・・・・・
前向きのバカならまだ可能性はあるが
後ろ向きのバカは可能性すらゼロ!
耳を傾けるべきは他人の御託じゃなくて自分・・・・・・
オレ自身の声
信じるべきはオレの力・・・・・・!
いっちゃ悪いが、奴ら正真正銘のクズ…
負けたからクズってことじゃなくて
可能性を追わないからクズ…
「なんの確証もなくよく言うぜ なんだ・・・・?
その「待つ」っていうのは・・・・?一体「何」を「いつまで」待つつもりだ・・・・・・・・?
こんな薄汚いアパートで貧しいバイトをして
半ば眠ったような意識で鬱々と「待つ」・・・・・・・・?
冗談だろ・・・・・・?そういうのを無為っていうんだ
そんなことをしても借金の金利が積もるだけの話だろ・・・・・・
クズがっ・・・・・・・・!目を覚ましてねえのはおまえなんだよ・・・・!」
おまえのように頭で非情ぶってる奴ほど
実は甘ちゃん…いいカモだ…
目先を追うな!いい加減気がつけ!
耐えることなくして勝利はないんだっ!
勝ちもせず
生きようとすることが、
そもそも論外なのだ。
つまり偽物、
こんなもの(現実)が自分の本当のはずがない
奴らはそう思いたいんだ。
ゆえに30になろうと40になろうと
奴らは言い続ける
自分の人生の本番は
まだ先なんだと・・・
『本当のオレ』を使ってないから
今はこの程度なのだと・・・
そう飽きず言い続け・・・
結局は、老い死ぬ!
その間際、イヤでも気が付くだろう
今まで生きてきて
すべてが丸ごと『本物』だったことを・・・!
しょせんおまえは・・・・・・・・羊なのだ・・・・・・!
狼のフリをするなっ・・・・・・!
王は負ける戦争(いくさ)はせぬのよ
いざ勝負に出ると言うとき、
その自信を過信したらおしまいだ。
相手の実力と自分の実力を引き比べ、
どうやったら勝てるかと
考えることができない者は、
永遠に弱者である・・・。
自分が狼だ、と思い込むのはよい。
だが、その一方で、
自分は羊だ、と知っていることも、
大切なことなのだ。
羊でありながら狼のフリをしたとき、
羊は必ず死に至る。
考えねばならない…
システムを作る者は自らのシステムの隙…
アキレス腱について…!
そして…備えねばならない…!不測の事態に…!
人は誰も巨大な運命の変転の前には無力な存在なのだ。
大手企業の重役でさえ、
ひとたび運命の手に翻弄さてた時、
転落して行かざるを得ないのである。
マキャベリは警句を残す
『弱い人間は、
好運に恵まれたときは有頂天になる。
そして、
まるで自分個人の力量のためで
あるかのように得意がり、
周囲には耐え難い、
鼻持ちならない存在になってしまう。
ところが、
運命が変転して、
運にかげりが差し始めたとき、
途端に落胆して、
卑屈な人間に変わり果ててしまうのだ。』
甘えを捨てろ。
お前らの甘え…その最もたるは、
今、口々にがなりたてた…その質問だ。
質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か…?
なぜそんな風に考える…?
バカがっ!
とんでもない誤解だっ!
世間というものは、とどのつまり…
肝心なことは何一つ答えたりしない…!
一度割れたグラスは
いくらその破片を集めても
もう元のグラスには戻らない
破片は破片であり
グラスではない
今 状況はまるで変わってしまった……
なのになぜか人は
一度……
こうと決めた戦略を貫こうとしてしまう……
それがもう今の状況に合わぬ……
欠陥だらけの時代遅れ
ポンコツだと薄々知りながら……
しかし放すことができない
狂躁に駆られてしまう
抑えがたく……
否定はできまい…
好む好まざるにかかわらず
人は……
金を得るために
その時間…
人生の多くを
使っている
言い替えれば
自分の存在…
命を削っている………!
存在そのものを「金」に替えているんだ
人は【仮】になど生きていないし、
【仮】に死ぬこともできぬ
当然だ・・・
問題は、その当然に気付いているかどうか
真に覚醒しているかどうかだ!
それが、この世で成功するか否かの別れ道・・・
しかし、奴らはそれを初っ端から勘違いしてるから、能力以前にダメなのだ。
勝負ごとってのはすべからく
冷静に対処していくもんだぜ
それでこそ勝ちに近づける………
つまり
それほど運命ってのは残酷ってこと
ここぞという場面で厚く張って
当てりゃあ確かに鮮やかでかっこいいが…
ところがどっこい
そうはいかないのがギャンブルだろうが………
いい加減学べよ……!
博奕で負けに負けて
最後に起死回生を狙って厚く張ったコマが
当たった例があるか?
十中八九スルだろうが……………
それが通常の流れだ
そん時はもう下り坂なんだからよ………!
どんなに入り組もうと
究極のところこう言い切れる。
人間は二つのうち
どちらかを常に口にしている
嘘か・・・
実か・・・
ブラフか・・・
真意か・・・
心理戦を制するには
嘘を、騙しを見破る目
ブラフか、真実かを
見極める能力が必要!
人の言うことは
真実か?虚偽か?
そのどちらかだ!
オレが今ここで
こうして立って話しているその力
その力を軽視して
心の拠り所を他に求めることが
つまり弱いってことで
全ての間違いの始まりだった
そのことに今………
やっと気が付いたのさ………!
自分の空想と現実を
ごちゃ混ぜにする甘ったれだ。
いつだって許されると思っている
借金を踏み倒そうと
あるいは極論、人を殺したとしても
自分は悪くない、
自分は許される
なぜなら
いま起こったこの事態は、
あくまで『仮』で、
本当のオレのあずかり知らぬこと・・・
そう考えるからだ。
嘘じゃない。その証拠に、今回これほど明々白々、
赤裸々に命懸けの勝負、敗北は死と伝えているのに、
連中はそれを自分の都合で勝手にねじ曲げる。
気が変わればリセットできるくらいの勝負に
自分で作り変えてしまうんだ。
つまり、真剣でないのだ。
奴らにとって、この絶体絶命の橋ですら真剣になれぬ戯言。
言うなら架空の勝負。本当ではない。
だから、電源を切れだの、ギブアップだのと口走る。
都合が悪くなればおりるのだ。
根っこが腐っているとしか言いようがない。
通常奴らは、生涯その「仮」から目覚めない。
まだわからねえのかよっ…!
おまえが今並べ立てたそういう御託こそ
ギャンブルじゃあまるで無意味
話にならねぇお笑いぐさなんだよっ…!
つまり
そういう信念ガッツが通用するのは
世間一般にあるハードル
仕事やスポーツ 試験なんかのことで
ことギャンブルに限り
そういう
懸命にやった者が勝ちに近づくなんていう
その手の思考はまるで通用しねえ…
考えてみろ
相手は運否天賦のサイコロの目や気まぐれなカード
そんなものがこっちの気合でどうにかなるとでもいうのかよ
もし本気でそう考えているとしたら
もうそいつは本物のバカ…
ズレまくっている
どんなに感情移入したって
負ける時は負けるのがギャンブルだろうが…
心理戦とは
裏のかき合いである。
相手から情報を引き出し、
洞察することが重要だ。
『現在の苦境は結局、
お前の人間を見る目の甘さ、
他人の嘘を見抜けぬ
鈍感さが招いたと言える。
全て自業自得なのだ。』
考えてもみろ
世間というものはおまえらの命……
人生のことなど
まるで知ったことじゃない………
興味があるのは
おまえらの金………
おまえらからいくら搾り取れるか…………
それだけだ………!
オレはダメだ
つくづくダメ………………
ここの他の連中のように
うまく取り入ることができない
結果浮き 疎まれてしまう
まさに典型的社会不適合者
天の邪鬼
損ばかりだ……………
この難儀な性格のせいで
オレは行く先々で上から睨まれ
ゴミ出しや窓拭きなど
損な役回りをいつも負わされる
そしてなんというか……………
始末に悪いのは
オレにはその方が心地良いというか…
楽なのだ
他人とぬるぬる係わって
作り笑いするより数段 楽
結果 毎度繰り返してるいつものパターン
一人「孤立」という沼にズブズブ嵌っていき
気が付けば変人扱い……………
『ギャンブルには必ず運気の流れというものがある。
負けが混んでいるとき、熱くなってさらに張れば、必ず負ける。
負けているときは小さく、勝っているときは大きく、
それがギャンブルの鉄則だ!』
金を送れば
救われる人間が
この世界中に
それこそいくらでも溢れているというのに
オレたちは見てみぬふり……
決して金は送らない
結局自分の物欲や快楽に
金を使っている……
つまり………
とことん…
知ったことじゃないんだ
他人がいくら飢えようが…………
死のうが………
苦しもうが…
知ったことじゃない………
連中はそこんところをはっきり自覚…………
開き直ってる分
オレたちより正直かもしれぬ……
そう………
正直かもしれない…!
ギブアップ?
ずれた命乞いだ。
真剣勝負にそんなものあるか、
プロレスじゃあるまいし、バカどもが、
まったくこいつら…
とことん腐っている。
わしのように生きるか、死ぬかの
修羅場を潜ってきた人間からすると
奴らの精神は、まるで病人、
並の治療では救われぬほど
心性が病んでいる。
その病気とは、つまり
どんな状態に至ろうと
とことん”真剣になれぬ”
という病だ
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