若くて,想像力が豊富だった頃は, 世界を変える夢を見ていた。 しかし年をとり,知恵を身につけて, 世界が変わらないことに気づいた。 そこで自分の視野を狭めて, 自分の国を変えることにした。 しかし,それも変わる様子がなかった。 そこで人生の黄昏を迎えた私は,自分の家族, 最も自分に身近な人たちだけを変えようと決心した。 しかし,残念なことに彼らは 私の言葉を聞き入れてはくれなかった。 そして死を迎えようとする今,私は突然悟った。 私がまず自分自身を変えていれば, その模範によって家族を変えることができたのではないかと。 そして,彼らの励ましと支えを受けて, 自分の国を変えることができたはずだ。 そうすれば,やがて世界そのものを 変えることができたのかも知れない。 作者不詳 ----------------------------------------- 自分を変えると成功します。 他人を変えようとすると失敗します。 どんなに可哀想でも 他人を哀れんではいけないのです。 そうしても変わらないのですから