人と馬と牛と犬

イソップ寓話の面白い話です。

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馬と牛と犬が寒さに凍えてしまい、人に助けを求めた。

すると人は親切に、彼らを中に入れてやると、
火をおこして暖めてやった。

そして、馬には麦を好きなだけ食べさせ、
牛には藁をどっさりと与え、
犬には自分のテーブルから肉を与えてやった。

これらの親切に感謝をあらわそうと、動物たちは、
自分たちの最高のもので、お返しをすることにした。

 こうして、彼らは、人間の寿命を3つに分けると、
各自がそれぞれのパートを自分たちの気質で、
引き受けることにした。


馬は、最初の部分を選んだ。

それ故に、人は皆、若い頃は激しく、頑固で、
そして、執拗に自分の意見を主調する。

牛は、二番目の部分を選んだ。

それ故、人は中年になると、仕事を好み、
労働に身を捧げ、富を蓄え、倹約しようと心がけるようになる。

最後の部分は犬が受け持った。

それ故、年寄りは怒りっぽく、短気で気むずかしく、
我侭で、そして自分の家族には寛容だが、
よそ者や、自分の好みに合わぬものや、
自分に必要でないものは全て嫌悪する。


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