粋な縁起熊手の買い方
熊手は値切れば値切るほど
縁起がいいとされているため、
熊手屋さんに行ったら最初に値段を聞く
→値切る
→さらに値切る
→もっと値切る
→頃合をみて商談成立
しかし、そのまま安く買うなんて野暮なことをしてはいけません
最初に聞いた値段でお金を支払い、
値切った分のおつりはご祝儀として渡します。
こうして、買った(勝った)まけた(負けた)と
気風のいいやり取りをすると威勢よく手締めが打たれて、
ご祝儀を出したお客はお大尽気分を味わい、
ご祝儀を頂戴したお店は儲かった気分となり、
周囲の人達も手締めに参加してご機嫌になります。
「三本締め〜、いよぉ〜!」
パパパン
パパパン
パパ パンパン
「ありがとうございました!」
こういう風に「家内安全・商売繁盛」と
大勢で手を打つ瞬間は最高です。
手締めは、古事記の「国譲り神話」で、
天照大神から出雲の国を譲るように言われた大国主命が、
長男である事代主命に相談したところ、
手を打って承知の意志をあらわしたという神話が元なのだそうです。
そうして買った熊手は、
大きな福をかき込むように高々と掲げて持ち帰ります。
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