ハイパーグラフィアによるグラフォマニア

ハイパーグラフィアと呼ばれる人たちは
以下のような特徴を備えているそうです。

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  1.同時代の人に比べて、大量の文章を書く

  2.外部の影響ではなく、内的衝動(特に喜び)に促されて書く。

    つまり報酬が生じなくても楽しいから、
    あるいは書きたいから、書かなくてはやっていられないから書く

  3.書かれたものが当人にとって、非常に高い哲学的、宗教的、
    自伝的意味を持っている。

    つまり意味のない支離滅裂な文章や無味乾燥なニュースではなく、
    深い意味があると考えていることについて書く

  4.少なくとも当人にとって意味があるのであって、
    文章が優れている必要はない。

    つまり感傷的な日記をかきまくる人であってもいい。
    文章が下手でもいい。


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ほかにもハイパーレキシア(過読症)、ディスレクシア(失読症)、
グラフォマニア(出版したがる人)などについて書きます。

特にグラフォマニアは、
ブログ乱立時代のインターネット事情を説明する手がかりです。

グラフォマニアは次の三つの条件を満たしたとき、
大発生する。

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   1.一般的な生活水準が向上し、
     人々が無用の活動にエネルギーを注げるようになる。

   2.社会の成因が原子のようにばらばらになり、
     その結果として個人の孤独感が広がる。

   3.国家の内的な展開の中で、
     社会的変化が全く起こらなくなる。

     例えばフランスという事実上、
     何も起こらない国には、
   作家がイスラエルの21倍もいるのです。


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