ハイパーグラフィアによるグラフォマニア
ハイパーグラフィアと呼ばれる人たちは
以下のような特徴を備えているそうです。
--------------------------------------------------------------------
1.同時代の人に比べて、大量の文章を書く
2.外部の影響ではなく、内的衝動(特に喜び)に促されて書く。
つまり報酬が生じなくても楽しいから、
あるいは書きたいから、書かなくてはやっていられないから書く
3.書かれたものが当人にとって、非常に高い哲学的、宗教的、
自伝的意味を持っている。
つまり意味のない支離滅裂な文章や無味乾燥なニュースではなく、
深い意味があると考えていることについて書く
4.少なくとも当人にとって意味があるのであって、
文章が優れている必要はない。
つまり感傷的な日記をかきまくる人であってもいい。
文章が下手でもいい。
--------------------------------------------------------------------
ほかにもハイパーレキシア(過読症)、ディスレクシア(失読症)、
グラフォマニア(出版したがる人)などについて書きます。
特にグラフォマニアは、
ブログ乱立時代のインターネット事情を説明する手がかりです。
グラフォマニアは次の三つの条件を満たしたとき、
大発生する。
--------------------------------------------------------------------
1.一般的な生活水準が向上し、
人々が無用の活動にエネルギーを注げるようになる。
2.社会の成因が原子のようにばらばらになり、
その結果として個人の孤独感が広がる。
3.国家の内的な展開の中で、
社会的変化が全く起こらなくなる。
例えばフランスという事実上、
何も起こらない国には、
作家がイスラエルの21倍もいるのです。
インデックスへ戻る