思うがままに本音を吐き出す

テキ屋の主人公が
薬の偽物を売りつけてるときに
病気の父を持つ嘉子と出会います。

そして二人は恋仲に発展します。

結婚の申し込みをする時に
仕事を聞かれて

「久留米で屋台のラーメンをやっとります」

と嘘をつく。

「ラーメン屋かあ。
それはよか、それはよか」

と喜ぶ父を後に
どうするのと尋ねる嘉子。

「見ちょれー、嘉子!

俺は久留米一のらーめん屋に
なっちゃる!」

『らーめん侍』という
映画のこの台詞が

臆病で弱気な自分に
レディ・ファーストだけが

女を惹き付けるのではない
と教えてくれました。

やはり女は男らしい人が好きなのです。

しかしその後もらーめんを作らないで
酒と遊びの毎日。

とうとう嘉子が怒り出して
酒瓶で頭を殴る。

「子供ができたとよ!」

ついに目が覚めた主人公が
本気でらーめんを作り始めるのです。

偽善で好かれようとするより
本音を吐き出すほうが
気持ち良いものですよ。


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