売れたラノベのまとめ

■売れたラノベ・エンタメ全般に共通する項目

・現実と違う異世界の文化、社会、現象を描く
・派手な非現実バトル
・驚くべき壮大な設定


■売れる設定の方法

・ファンタジックな舞台設定でお客のニーズを満たす
・万能だが内面の未熟さに直面して成長するヒーロー
・多面性なツンデレヒロイン
・本妻確定型ハーレムにより悲哀を描く

※ハーレムの成功例

 本妻+浮気スタイルによる嫉妬や諦め
 を刺さるに利用している


■売れる表現の方法

・かけあい漫才からシリアスな展開へ
・表紙のイラストが凝っていて残したくなる
・はっきり、極端、素直の3つがあるキャラクター
・ポジティヴを続けて嫌なやつにならない
・無知、誤解、ミス、やりすぎ、
 天然ボケ、認識の不一致などによる
 ズレが面白さを生み出す
・個人的、現実的、理論的に表現する

魔法という設定が無いと、
ご都合展開や後押しができないので
創作が難しくなる


■バトルで刺すための設計

1.本妻不在型ハーレムと主人公の
 俺TUEEEでバトル圧勝 

 【楽しさ】

2.シリーズ序盤は連続刊行で話題性を演出

 【ネタになる】

3.生き方を探し、問う 

 【刺さる】

4.しゃべらない敵を用意し、
 内面と関係性に目を向ける展開に持ち込む

 【差別化要因】


■売れなくなる法則

a.世界の謎をめぐる話が大きくなり
 「楽しい」「ネタになる」「刺さる」
 という三大ニーズとかけ離れた要素が増え
 刺さるが減退

b.主人公がヘタレで鈍感な状態のままなので
 物語も恋愛も進まないから
 楽しさの減退

c.キャラが多いのに
  チームのまとまりを 描かないので、
  一体感の快楽が得られない


■自問力のリーダーシップ

1.目標・ゴールを明確に打ち出し、
 関係者を巻き込む

2.巻き込んだ関係者と、
 実行計画を具体化する

3.粘り強く実行し、成果を出す

4.人材を育成し、組織文化を創る


■ジャンプメソッドの応用

1.顧客志向

 分かりやすい、読者が楽しめる


2.ジャンルと雰囲気

 明るくスカッとするヒーロー

  
3.キャラクター造形
 
 一目で覚えられるビジュアルに特殊能力、
 そして男気あふれ共感できる主人公とライバル


4.ストーリー展開

 意外性のあるベタ

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1.俺TUEEE

 × 弱い主人公がちまちま強くなる
 ○ 主人公はいきなり最強

 オープニングでドカンドカンと爽快感を提供する

 A:無能であると同時に最強
 B:物語スケールのデカさと分かりやすさの両立

 学園←→バトル 

 お客に対して遠い存在にしない


2.イラストの効果的使用

 キャラクターは転から考える
  ↓
 悪い人から良い人へ

  前:属性の提示
  中:多面性の提示
  後:時間経過による変化や成長


3.スケール感の演出

 自分より巨大な敵を倒す

 おしゃれで知的なフランス映画より
 火薬とCGのハリウッド映画のほうが売れる


4.説教

 成功したバトル系ラノベの特徴

  @邪悪な者として登場
  Aクライマックスにおいて
   痛切な動機を持っていることが判明する
  B主人公の正論に負ける


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