迷ったらシンプル・イズ・ベストにしよう

すごいスランプに落ち込み
まったく作品を書けませんでした。

ふと地方テレビの深夜アニメを観ると
とてもシンプルな設定とストーリー展開をしています。

これのパクリをやればいいんだと思いつき、
ようやく道が開けました。

その深夜アニメとは
『幻影ヲ駆ケル太陽』という作品。

タロットカードを扱う一族の
永き戦いの物語。

世界観は善と悪の二元論です。
そしてストーリー展開は

 1.悪の導師がいる 
 2.心の弱みから、一般人を悪の道へ誘う 
 3.悪になった一般人と主人公たちが戦う 
 4.課題を残しつつ勝利 

これを繰り返すのです。

NHKでダ・ヴィンチはなぜ未完成になってしまうのか  
というドキュメント番組がありました。  

2つ原因を取り上げていたのですが  
まず1つ目は『テーマの逸脱』  

テーマに沿った普遍的な作り方をしないで
独創的過ぎる内容が限界を越えてしまったそうです。  
さすがに天才といえども人の子ですね。  

2つ目が『確立されていない新技術の導入』  

これは遠近法の事なのですが  
ダ・ヴィンチの時代ではまだ実験段階だったそうです。  

遠近法で完璧な幾何学的絵画を目指したら 
合成にズレが生じて行き詰ったそうです。  

その他に
アイデアを詰め込みすぎたのと
依頼主である教会が受け取らない内容の作品であったのが
未完成の理由です。

これらをふまえて  
分かりやすいテーマとよくあるパターン展開で  
自分は落ち着きました。 

文字通り王道のシンプル・イズ・ベスト。
私に足りなかったのは塩でした。

小説家入門書を買ってから
12年半。

ようやく自分の作品を完成させられそうです。


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