ドラマはシミュレーションで大量生産される
・シミュレーションゲーム
現実の事象・体験を仮想的に行う
コンピュータゲームのジャンル
桝田省治の「俺の屍を越えてゆけ」は
「栄冠は君に」というゲームを
コピー+アレンジして作られた。
以下はインタビューより
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本当のことを言うと、
「ダービースタリオン」ではなくて、もうちょっと別なゲームで、
「栄冠は君に」というシリーズがモデルになっています。
アートディンクという会社から
1990年に発売されたPCゲームです。
プレイヤーは高校野球の監督になって甲子園を目指す、
という内容で、選手が3年で交代していきます。
選手が交代しても、チームの特色は伝統として残っていきます。
「ウチの学校は機動力の野球だ」という感じである程度有名になると、
機動力で有望な1年生が新たに入ってくるようになったりするわけです。
日本中の高校がほとんど登録されているから、
自分の地元の名もない学校から始めて、
地区予選で戦って、
10年かけてついに甲子園に出て、
さらに甲子園優勝までそこから10年、
みたいな遊び方ができるゲームでした。
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「栄冠は君に」や「俺の屍を越えてゆけ」は
シミュレーションによりドラマが大量に生み出されていた
のですね。
現象の特定要素を簡略化・デフォルメして検証する。
シミュレーションの実施には現象を論理的に単純化した
モデル、模型、コンピュータプログラムなどが用いられる。
考えてみれば箱庭療法もこれですし、
パラレルワールド理論も同じですね。
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