努力の限界を知っておこう

努力すれば夢は必ず叶うと思ったら
大間違いです。

あえて嫌われるのを覚悟で書きますが、
人間には知恵があるのです。

それを活かさないと
人間らしくありません。

努力はすればするほど
凝り固まっていきます。

自分の今までやってきた事が惜しくなり、
間違っていても通そうとします。

たとえばヤクザがよくやる手口ですが
勉強した苦労を惜しませて
悪徳弁護士に引き込むそうです。

また一生やっても終わらない作業を
えんえんさせる大義名分としても
努力は語られます。

独りよがりで頑張って
哀れみを誘うのが演歌歌手の努力です。

はっきり言って
今時そんなものは受け入れられない。
だから演歌の世界は廃れる一方。

やってられない仕事は無くなるのです。

かくいう私も
ジュニア・オリンピックの予選まで出場するほど
水泳を習っていました。

でもどんなにキツい練習をこなしても
勝てない相手はいるのです。

毎日4〜5kmほど泳いで練習してましたが
子供心に努力の限界を知ったものです。

もともと水泳は喘息だった私の体を
鍛えて治すための運動療法だったのです。

だから喘息が治れば
目的は達成したので辞めてもよかった。

ほどほどタイムがよかったので
薦められるまま育成コースに入ったのが
間違いでした。

その結果無くしたのが
子供らしい青春。

ひたすら泳いでばかりいましたから
心も体も疲れてしまった。

そうした反動は
時間がたってからくるもので、
中学時代は遊び呆けていました。

勉強が嫌になり
五科目で450点とっていたのが
300点にまで落ち込む。

それも後でケガの巧妙になるのですが、
それはまた別の話。

頑張りましたけどダメでしたは
悲しいですよ。

それを繰り返して
しゃあない節をされても困るのです。
結局ダメで結果が出ないんですから。

とにかく努力してもきりがない事はあるので
ここまでという見切りをつけるのも大事ですよ。


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