何事によらず、独学でうまくならない人の共通点は 「自分の好きなことだけとか、得意なことだけを何回も練習している。 つまみぐいのような形で系統立てた練習を継続出来ない」 と言える。 練習というのは、自分の欠点を認識するところから始まる。 そして、苦手なことが見つかったら それを繰り返し練習し、出来るようにすること。 つまり、早い話がしんどいのである。 そのしんどいことを続けるためには、 好奇心――こうしたら、どうなるのか? ――がなければやっていけない、デス! デッサンを独学で勉強する場合、 一番障害になるのが言ってみれば自分自身の甘さです。 甘さ、というのは 例えばこの形はちょっと狂ってるような気がする、 だけどここまで描いて直すのはめんどくさいから、 まあこれくらいでもいいだろう、という甘さです。