ようやく、弟子の入門を許した達磨大師は 「何が知りたい?なぜ、弟子になりたい?」 と問いかけます。 慧可「私は心が不安でなりません。 落ち着く事が出来ません。 どうか、師のお力で私の心を安心させていただきたいのです」 「何?心とな、心が不安とな?」 「はい」 「よし、おまえの心を安心させてやろう」 「ここにおまえの心、 その”不安な心”とやらを持って来い! そうしたら私が安心させてやろう」 不安には実体がない 実体がないものを 恐れて執着している それがいかに虚しいか 不安のほとんどは 勝手な思い込みで 根拠がないもの